始めにお伝えしておくと、息子のことでも無ければ息子チームのことでもありません。
息子がこれまでサッカーしてきた中で幸運にも出会えた2人の子についてお話しようと思います。
2人は息子の友人でもチームメイトでもありませんが、練習試合で何度も対戦したことがあるのでお互い顔見知りの関係です。
2人とも某Jリーグ下部組織のアカデミーに3年生で入団するほどのスーパーな能力を持っていました。

J下部スカウト/セレクション合格することはスゴイこと
某JチームのU-10セレクションは応募が300名ほど、1次・2次を勝ち抜いて合格する子は数%程度と非常に高き門として知られています。
過去に息子の友人達(皆上手)もセレクションに挑んだことがありましたが、合格を勝ち取ることができた子はいませんでした。
それほどの高き門に合格した2人は他の子と何が違うのでしょうか。
ファンタジスタなA君
A君はファンタジスタという表現が相応しいプレーヤーです。
止める・蹴る・運ぶのレベルが高いことはもちろんのこと、攻守におけるポジショニングが抜群に上手いんです。
ポジショニングが良いので彼の元にボールがどんどん集まり、どの試合でも彼の独壇場となるので強烈に輝いていました。
A君はJチームにスカウトされてステップアップしていきました。
ハードワークを苦にしないB君
B君も止める・蹴る・運ぶはレベルが高いですが、ポジショニングはA君ほどではありません。
ですがその代わりにハードワークという武器を持っています。
チームメートへの声も良く出すので彼が試合に出ているといつのまにか彼のペースになります。
身体が小さなプレーヤーなので成長が楽しみな存在でした。
B君はセレクションで合格を勝ち取りました。
2人に共通する点
2人ともポジショニングとハードワークという技術+アルファとなる武器を持っていました。
オフザボールの動きも素晴らしいです。
J下部に入るには一定レベルの技術+自分だけの武器、それも強力な武器が必要なんだと思います。
スーパーな能力に近づくために
ドリブルで運ぶ・抜くために重要な重心移動
2人の技術の中でも目立って共通することがありました。
それは滅多にボールを失わない、という点です。特に運ぶ場面ではまずとられることはないのです。
身体を当てられても倒れない、力を逃がしてかわす、もしくは抜く。
コーチに聞いてみると状況判断とボールコントロールのレベルが高いだけではなく、重心移動が上手いとのこと。
「よし、息子と重心移動の練習してみよう」
思い立ったらやってみる、がモットーなので重心移動に関する練習方法を探し始めました。
ドリブル+重心移動を身につける
三木利章さんという方、ご存知でしょうか?
2013年、兵庫県のACアスロンという街クラブをJ下部チームが多数参加する大会で優勝させた経歴の持ち主です。
とにかく個の力を伸ばすこと、ドリブルにこだわった育成をされており、現在はジュニア年代~ユース年代に幅広くドリブルスクールを開講されているプロコーチです。
三木利章コーチの育成はドリブル中心ですが、ドリブルは手段であり目的はコーディネーション力と重心移動を自在に操ることです。
川崎フロンターレに入団が決まった興国高校サッカー部の永長鷹虎選手は三木コーチの教え子です。
これだ!と思ったのですが近隣ではドリブルスクールをやっていなかったので妻には内緒で三木コーチのDVDを買ってしまいました(汗)

息子もDVDのお陰でドリブルと重心移動がかなり上達してきました。コツを掴んだのかキープ力も高くなり、全身を使ったボディフェイントもガンガン決まるようになってます。
DVDは3枚組で、1枚目はリフティング、2枚目はコーディネーション、3枚目はドリブルメソッドになってます。
特に3枚目の「3のリズム」は必見です。

※三木利章コーチについてはサカイクさんでも特集されていますので読んでみてください。
[サカイク]無名の街クラブを準優勝に導いた「動き創り」のためのドリブルトレーニングとは?
ではでは。