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FC東京アドバンスクラスセレクションを受けてみた感想

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先日開催されたFC東京サッカースクールのアドバンスクラスセレクションを息子が受けてきました。

息子にとって初めてのセレクションだったので感想を書いてみようと思います。

FC東京アドバンスクラスとは

FC東京は東京都内各地でサッカースクールを運営しています。

スクールは空きがあれば誰でも入会できますが、アドバンスクラスは3年生〜5年生を対象としたオープン形式のセレクション合格者のみが入会できる特別なクラスです。

通常Jリーグ下部組織はジュニアチームを持っていますが、FC東京はチームを持っていないのでアドバンスクラスがジュニア年代の下部組織に相当します。

チームだと街クラブや少年団から子供を引き抜く形になってしまうため、地域に配慮したスクールの形式にしているんでしょうね。

セレクション参加の理由

息子はアドバンスクラスに入りたい!という思いがあるわけでもなく、FC東京に対して興味を持っている訳でもありませんでした。(Jリーグよりプレミアリーグが好き)

そんな様子なので息子も最初はセレクションを受けるつもりはありませんでした。

その後セレクションの時期が近づくにつれ、友人達からアドバンスクラスのセレクションの話を聞くことが多くなり、ふつふつとセレクションに好奇心が湧いてきたようです。

「受けてみる?」と聞いたら「受けたい!」と即答だったので受けてみることにしました。

息子のセレクション参加理由
  • 今の自分の実力を確かめたい
  • 上手な子と一緒にプレーしてみたい
  • セレクション未経験なので経験してみたい

セレクションの内容

一次セレクションは深川にある東京ガスグランドで行われました。

コロナ禍ということもあり、保護者は見学不可でした。(お迎えも兼ねて終了20分前から見学可能)

時間潰しのために周辺をブラブラしていて気づきましたが、裏手にある猿江恩賜公園からは丸見えでした(汗)

なお、公園からの見学も禁止なのでご注意を。

グランドからコーチに「見学禁止なので移動してくださーい」と言われてしまいます。

セレクション参加人数に驚き

一次セレクションは6つのグループに分けられ、1日の中でそれぞれ時間帯も別で実施されました。

息子のグループの時間帯に100名はいたと思うので100名×6グループで総勢600名程度が参加したようです。

アドバンスクラスに合格するには一次セレクションを合格し、二次セレクションも合格しなければなりません。

お子さんがアドバンスに通っている知り合いパパ曰く、最終的に合格する人数は30~40名程度のようなので非常に狭き門ですね。倍率だと20倍です。

アドバンスクラスは現在深川・大森・アミノバイタル・小平・府中の5コースあり、各コースで5~10名程度合格するようです。

一次セレクションの内容

セレクションの内容はいたってシンプルでした。

息子から聞いた内容と、残り20分から見学した内容になります。

  • ウォーミングアップ
  • 40m走
  • ミニコートでの5対5

ウォーミングアップ

ウォーミングアップは対面パス、コーンドリブル中心です。

コーチ陣も特段チェック(評価)はしていなかったようです。

40m走

5対5のミニゲームの合間にグランドの端っこで一人ずつ走ります。

タイムは計測しているようですが記録は言われなかったとのこと。

ミニコートでの5対5

コートは4コート、ひとつのコートに5人一組を5チームでミニゲームを繰り返します。

コートの大きさはフットサルコートより少し大きい程度です。

5人に足りないチームもいくつかあり、助っ人で他チームの子が出たりもしてました。

セレクションの感想

息子の感想は「全然上手くできなかった。多分不合格。」だそうです。

私の評価は「全くダメではないが特別秀でているわけでもない」です。

なので合格は難しいんじゃないかな、というのが正直なところです。

セレクション合格のポイント

コーチは時折声を出して子供達にはっぱをかけるんですが、声出しのポイントがチームが劣勢な局面が多かった気がします。

また、知り合いパパのセレクション当時の話を聞くと目立つ子が受かっていたようです。

これにセレクションを見学した点を踏まえて超主観的ですがなんとなく合格する子に求められていることを考えてみました。

セレクションに合格できる子
  • ボールを失わない(止める・蹴る・運ぶ)
  • ハードワーク・攻守の切り替え
  • 局面を打開するために貢献できる
  • ボールに関わる(ボールが集まる)

ボールを失わない(止める・蹴る・運ぶ)

サッカーする上での基礎であり、これができないと門前払いではないでしょうか。

身長が高い、足が速い等のフィジカル要素が極端にあれば別かもしれませんが、基礎が無ければアドバンスレベルではついていけないようです。

ハードワーク・攻守の切り替え

最も多くコーチが声出ししていたのはコレです。

「守備に戻らなくていいの~?」とか「取ったら攻めよう!」とかいろんなコートから聞こえてきました。

FC東京のスローガンは堅守速攻なのでジュニアの頃から徹底して求めてるんだな、と感じました。

現代のサッカーではハードワークや攻守の切り替えを早くすることは必須なので納得です。

少年サッカーでも強豪チームはできてますもんね。

局面を打開するために貢献できる

息子が上手くできなかったのはコレです。

ミニゲームで相手プレスにはまってしまい、ゴールキックから前に繋げられない場面が結構ありました。

味方同士でポジションチェンジするよう働きかけるとか、個の力で相手を剥がして数的優位作るとか、ただ声を出すんじゃなくてチームが劣勢の局面を自分から変えようとできる人材を求めている気がします。

ボールに関わる(ボールが集まる)

ドリブルが上手いとか、ボールコントロールが上手いとかはあくまで個の力であって、それだけでは足りないんだと思います。

目立つ子って大体ボールが集まってくる子です。

ボールを失わずにポジショニングも的確、状況判断も早くて適切なので味方がボールを預けたくなるので自然とボールが集まってきます。

J下部にスカウト/セレクションで合格した子が持つ能力始めにお伝えしておくと、息子のことでも無ければ息子チームのことでもありません。 息子がこれまでサッカーしてきた中で幸運にも出会えた...

まとめ

初のセレクションでしたが息子の目的はある程度達成できたようです。本人にとって良い経験になりました。

セレクション会場はピリピリとした緊張感があり、親の方が緊張してしまいました。

セレクションで頑張る息子を見て感動した反面、小学生なのに自分の子を競い合わせてしまったことに少しばかり罪悪感も感じました。

セレクション=競争なので自ずと親は熱が入ってしまいがちです。

一番大切なことは「子供のサッカーが好きな気持ちを尊重すること」だと再確認できました。

ではでは。

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