息子が通っているスクールの6年生K君のお話をしたいと思います。
K君は息子が1年生の頃から知っている子で、息子の2学年上の6年生です。
息子が1年生の時はU-9クラス、4年生になってからはU-12クラスで一緒にサッカーしています。
3年生までのK君の印象
K君は素直で真面目、気配りもできて根が優しく、周りを笑顔にする子でした。
技術的な部分は他の同学年の子より飛びぬけて上手という訳ではありませんでした。
当時はシュートミスやパスミスなど、決定機でのミスが目立っていましたが皆に好かれるキャラなのでミスしてもイジられて笑いに変わるような雰囲気でした。
今思えば、本人は悔しい思いを抱えていたのかもしれません。
6年生になったK君の凄み
息子が4年生になるまではクラスが違うため目にする頻度は少なくなりましたが、スクールで定期的に実施しているゲーム会やイベントなどでちょくちょく一緒にプレーはしていました。
プレイスタイルも段々と周りを活かすスタイルになり、周りに声も出すようになっていきましたが、イジられキャラは変わらずだったと思います。
息子が4年生になってまたU-12クラスで同じになって驚きました。
K君の技術面が格段に上達していて、ボールが全く奪われなくなっていました。局面でのパス・シュートも正確に決めるようになっており、ゲームでは必ず中心になっていたのです。
技術面よりも感銘を受けたのは声かけです。
オフェンス時のメンバーへの指示、マークのずれ指摘、いいプレーをしたメンバーへの声かけ、ミスしたメンバーへのフォローなど、チームのためになることを率先してやるのです。
練習試合でも試合終了後、必ずK君が一番に対戦チームに挨拶します。
ただ声を出すことは誰でもできますが、K君の場合はすべてチームのことを考えて判断して行動していることが伝わってくるから素直に凄いのです。
あ、わかった。こういう子が真のキャプテンになるんだな。
実際、K君はスクールのセレクションクラスでも試合のときはキャプテンマークを付けています。
エースとキャプテン
・ドリブルでスイスイ抜いてシュートを決める子
・多彩なパスでアシストを量産する子
・強烈なシュートでゴールをゲットする子
どの子もチームではエースと呼ばれ、頼られるかもしれません。
でもエースが止められてしまうような状況になった場合にチームはどうなるでしょうか。
チームワークで挽回できる土台ができていればよいですが、最悪お通夜状態で試合終了です。
チームが壁にぶつかったとき、キャプテンの有難さに気づくはずです。
息子もK君のようになってもらいたいものです。
ではでは。