子供のサッカーでは「目立つ子」と「目立たない子」にどうしても分かれてしまいます。
「目立つ子」は誰が見ても分かりやすい特徴がある子ですね。
反対に「目立たない子」は分かりづらい特徴を持っている子ということになります。
ちなみにですが、あくまで「目立たない」だけであり、しっかりプレーに参加できている子のことです。
(プレーに参加できずに存在が消えてしまっている子は主旨が変わってしまうので除きます)
今だけを切り取れば「目立つ子」と「目立たない子」に分かれてしまいますが、この先の伸びしろを考えてみると「目立たない子」が持つ伸びしろには圧倒的な価値があります。
少年サッカーで目立つ子の特徴と伸びしろ
目立つ子の特徴
分かりやすいところだと以下でしょうか。
<身体的な特徴>
- 身体が大きい
- 足が速い
- キック力がある
<プレーの特徴>
- ゴールを量産する
- ドリブルで次々と抜く
- 1対1でボールを奪う
他にもあると思いますが、どれも見ている人の視覚で捉えやすい身体的な特徴であったり、チャンスやピンチの局面でのプレーの特徴なので印象に残りやすいです。
いわゆるエースと呼ばれる子が目立つ子のイメージですね。
目立つ子の伸びしろ
低学年であれば、身体的特徴のアドバンテージがあるだけのことが多いです。
アドバンテージに頼ったまま個のスキルの習得を怠ってしまうと、高学年になるにつれて通用しなくなります。
周りの子の身体が成長してアドバンテージがなくなってしまうからですね。
高学年であれば、この先も伸びしろがあると見てよいと思います。
身体的特徴やスキルが周りの子より抜けていないと目立つことはできないからです。
ただ、身体的特徴や個のスキルに頼ってしまい適切な状況判断ができないような場合、現状のままだとこの先の伸びしろは少々厳しいものがあると思います。
少年サッカーで目立たない子の特徴と伸びしろ
目立たない子の特徴
よく見ていないと印象に残らない特徴が多いです。
<プレーの特徴>
- ルーズボールをよく拾う
- パスカットすることが多い
- スペースにパスを出す
- ボールを持ちすぎない
- ディフェンスで間合いをとる
どれもシュートチャンスに絡む場面ではなく、ゴール前でピンチを防ぐ場面でもないので強く印象には残りません。
目立ちませんがどのプレーも「チャンスの局面を作り出す」、「ピンチを招く局面を回避する」ことに繋がっています。
試合の流れに関わる大切なプレーができるので目立たないプレーができる子はチームの潤滑油と言っても良いと思います。
目立たない子の伸びしろ
試合の流れに関わるプレーができる子は頭が良いです。
- ルーズボールやパスカットで顔を出せるのはポジショニングを理解しているから
- ボールを持ちすぎずにスペースに出せるのはコート全体が見えているから
- ディフェンスで間合いを取るのは抜かれるとピンチになることを理解しているから
サッカーを続けていくなら頭の良さは不可欠になるので、小学生で磨いていけば大きな価値になります。
目立つ子が評価されてしまいがちなので、頑張ってる自分のプレーが認めてもらえない環境だとやる気を失ってしまいかねません。
低学年であれば、そのままサッカーが好きな気持ちを持ち続けられるようにしてあげるとよいと思います。
高学年であれば、目立てない中でも自分だけの武器を持っておく必要があると思います。
中学生以降は自分のストロングポイントをアピールしていく年代になるからです。
ポジショニングやコート全体が見れる頭の良さがあれば、自分が活躍してアピールすることだってできるはずです。
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目立たない子が持つ将来の可能性
日本代表の遠藤航選手は子供時代は目立たない存在だったそうですが、今や日本代表の中心を担うまでになりました。
遠藤選手は非常にクレバー(頭が良い)で有名です。
簡単な努力ではなかったと思いますが、頭の良さを磨くことで自分の伸びしろをどんどん拡げていったのでしょう。
目立たない子だからと言って嘆く必要は何もないということです。
子供が思うように活躍してくれずイライラしてしまう、という場合は以下もおすすめです。
ではでは。