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【少年サッカー】チーム崩壊の代償はとてつもなく重い

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息子の友人A君のお話をしたいと思います。

2020年から新型コロナウイルス感染症の世界的流行が始まりました。

コロナ禍の中、多数のサッカー少年が活動自粛を余儀なくされたのではないでしょうか。

コロナは収束を見せずウィズコロナの世界となり、感染予防を徹底しながらの活動が日常になっています。

コロナ禍の活動を巡りチーム代表者に翻弄されたA君のチームは、チーム崩壊という最悪の結末を迎えました。

A君のチーム

A君のチームは息子チームと同じ市の少年団です。

3年生時の市大会ではブロックNo.1チームと接戦を繰り広げ、僅差で負けて準優勝の結果でした。

人数は多くない代わりに抜群のチームワークを誇っており、練習がない日もチームメイトが集まってサッカーするほど仲が良いです。

息子チームの強力なライバルでもあり、高学年になってお互い切磋琢磨できることを想像するのが楽しみでした。

コロナ禍での活動停止

新型コロナウイルスの流行が始まってから、チーム代表者による判断でA君チームは活動停止になりました。

当時はどのチームも自粛だったのでその判断は間違ったものではないと思っています。

ですが、サッカー協会がコロナ禍と上手くつきあって感染予防しながら活動する方針となってからも自粛は続きました。

次々と他のチームの活動が再開する中、A君のチームが活動再開することはありませんでした。

チーム代表者の考え

自粛を続けたのはコロナ流行当初に活動停止した6年生に申し訳が立たないという理由でした。

最終学年の子供達からサッカーを取り上げてしまったのに、下の学年を活動させるのは筋が通らないと。

私にはこの理由は今のサッカーがしたい子供達にとっては何の関係もない話に聞こえました。

代表者の方が自分の判断に責任を取りたくないだけに見えてしまいます。

保護者の考え

コロナ流行当初とは状況が変わっており、コロナと上手く付き合うことが日常となりました。

サッカーに限らず全ての生活をコロナと共に過ごす世界です。

今しかない少年サッカーの貴重な時間をこれ以上無駄にしたくないというのが保護者の方々の考えでした。

子供達にサッカーさせてあげたい一心で、保護者と代表者とで何度も話し合いがもたれました。

活動再開のための署名活動や嘆願書など、保護者の方々はなんとかして活動再開できないか代表者と交渉を続けました。

チーム崩壊とその代償

「子供達はただサッカーがやりたい。保護者はただ子供にサッカーをさせてあげたい。」

その願いは届かず、活動再開できることはありませんでした。

その結果、A君をはじめ同学年の全員がチームを辞めることになりました。

一部の子はサッカーを辞め、一部の子は他のチームに移籍し、チームはバラバラになってしまいました。

同学年だけに留まらず下の学年にも波及し、低学年の子達もチームを辞める子が出始めています。

近い将来、このチームからは子供がいなくなり解散することになるでしょう。

代表者の考えが間違っているとは断定できません。ですが状況に柔軟に対応できずチームが崩壊した結果、近い将来チーム解散という重い代償を払うことになります。

コロナ禍の中、少年サッカーの現場では代表者・指導者の方々は感染リスクに神経を使いながら活動しています。

相当のストレスだと思いますが、子供達のことを考えて活動を決断しています。素直に尊敬します。

A君はチームを移籍してサッカーを続けます。

移籍してしばらくは大変だと思いますが、早くいつものA君の笑顔を見せてくれるようになってほしいと思います。

ではでは。

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